2021年オフにマリナーズとの契約延長オプションを拒否しFAとなった菊池雄星はどの球団に移籍するのか、去就に注目が集まっている。
2021年シーズンの前半戦は好調で自身初のオールスター・ゲーム選出を経験したが、後半戦は疲労から調子を落とし最終的には先発ローテーションを外された。
では、FAとなった菊池雄星はどの球団に移籍するのか。
移籍先の候補はここ
まず初めに、アメリカでの菊池の評価を以下に示した。
- 2021年シーズンの菊池のファストボール平均球速は95.2マイルで、これはFA選手の中でカルロス・ロドンに次ぐ良い数字だ。
- 契約金の目安は2年総額2000万ドルほど
- 30歳という年齢はまだまだ将来がある
- カルロス・ロドンやクレイトン・カーショウに比べ故障が少ない
上記を前提に移籍先を予想する。
ニューヨーク・ヤンキース
1つ目の候補はニューヨーク・ヤンキースだ。
ヤンキースは左の先発投手の獲得を目指しており、カルロス・ロドンやクレイトン・カーショウといったMLBで実績のある投手を調査している。
しかし、ロドンとカーショウは故障による離脱の可能性を秘めているため、獲得を躊躇している。
一方、菊池は故障が少ないことに加え、契約金もそれほど高いわけではない為、ヤンキースが獲得に乗り出す可能性はある。
カーショウの移籍先予想はこちらから
ニューヨーク・メッツ
2つ目の候補はニューヨーク・メッツだ。
メッツははジェイコブ・デグロムとマックス・シャーザーという右投手の2枚看板が強烈であるが、左の先発投手がやや手薄である。
そこで、菊池の獲得に乗り出す可能性はある。
同じ左投手であるカルロス・ロドンやクレイトン・カーショウを獲得する可能性はあるが、前述の通り両投手は故障を抱えているため慎重にならざるを得ない。
アメリカ国内の情報によると、現時点ではメッツが最も有力な移籍先であるとの見方が多数を占めている。
サンフランシスコ・ジャイアンツ
3つ目の候補はサンフランシスコ・ジャイアンツだ。
ジャイアンツは、菊池が西武ライオンズでプレーしていた時から調査していたほど、菊池を評価していた。
メジャーではシーズンを通して目立った活躍をした年はないが、持ち前の速球はメジャーでも十分通用することを証明している。
ただ、ジャイアンツは2021年オフに左腕のアレックス・ウッドと2年総額2500万ドルで再契約を結んだため、菊池の獲得へ動くか不透明だが、リストには入っているだろう。
その他、コロラドロッキーズやセントルイス・カージナルス、シカゴ・カブスといった球団が移籍先候補に挙がっているが、いずれの球団も左の先発投手の獲得に乗り気ではない為、移籍の可能性は低いだろう。
まとめ
以上を踏まえると、最も有力な移籍先はニューヨーク・メッツと言えるだろう。
貴重な左の先発投手として注目を集める菊池雄星であるが、メジャーでの実績がやや少ないため獲得に慎重な姿勢を示す球団が多い。
今後の菊池の動向に注目だ。