いよいよ、今年開幕する東京オリンピック。
新型コロナウイルスの影響でオリンピックを無事に開催できるのか不透明ではあるが、おそらく開催されるでしょう。
そこで、この記事ではオリンピックの歴史を振り返っていきます。

はじめてプロ選手が出場した大会
近年はオリンピックにプロの選手ができることは当たり前になっていますが、実はもともとアマチュア選手しか出場することができませんでした。
その原因はオリンピック憲章にあります。
昔のオリンピック憲章には出場選手についてアマチュア選手しか認めないという旨の記述がありました。
このような記述に基づき、大会報酬やスポンサー収入を主な収入源としているプロ選手はオリンピック憲章に反しているということになり、出場が認められませんでした。
このような風潮が変わり始めたのが1974年です。
この年にオリンピック憲章から「アマチュア」という言葉が削除され、実質的にプロ選手のオリンピック出場が許可されました。
実際にプロ選手がオリンピックに参加し始めたのは、1988年のソウルオリンピックからでした。
つづいて、野球とサッカーを例にプロ選手がオリンピックに出場するまでの流れを見ていきましょう。
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プロ野球選手がオリンピックに出場するまでの流れ
日本人が強い関心を示す競技と言えば野球です。
2021年東京オリンピックでは2008年以来の正式種目となり、より一層は注目を集めているのではないでしょうか。
近年は、プロ野球選手が出場することが当たり前であり、金メダルを期待できる球界のスターたちが集結します。
ただし、野球競技においてはプロ野球選手の出場が認められたのは2000年シドニー大会からでした。
それまでは、社会人選手や大学生が中心としたチーム作りがなされていました。
このような状況の中で強さを発揮したのが「最強のアマチュア」と称されたキューバ代表です。
キューバの国内リーグはアマチュアであり、選手は全員国家公務員としてプレー自体への報酬ではなく各チームへの所属に対する給与という形で収入を得ています。
このような構造を「ステート・アマ」といい、社会主義国においてみられます。
つまり、キューバは国内のスター選手を自由にオリンピックに参加させることができたので、オリンピックにおいて圧倒的な強さを誇っています。
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まとめ
今では当たり前となったプロ選手のオリンピック出場ですが、歴史を振り返ってみると、プロ選手が出場し始めてから30年ほどしかたっていません。
したがって、かつてはアマチュア選手が多数を占めていた社会主義国が好成績を収めていました。
このように歴史を振り返ってみると、面白い新たな発見があるかもしれません。
興味のある方は是非調べてみてください。
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