FA市場の目玉である、ニック・カステヤノス外野手の去就に注目が集まっている。
昨シーズン、打率.309・34本塁打・100打点という好成績を残した30歳の外野手は、シンシナティ・レッズからのクオリファイング・オファーを拒否しFAとなった。
外野を守れる右の強打者を最優先補強ポイントに挙げている球団にとって、カステヤノスは魅力的な選手と言える。
この記事では、カステヤノスにフィットするであろう球団を考察する。
最適な移籍先はここ
前述の通り、長打力があり外野を守れるカステヤノスはFA市場の人気銘柄であり、多くの球団が獲得に乗り出している。
そこで、カステヤノスにフィットしそうな移籍先を以下で考察する。
シカゴ・ホワイトソックス
1つ目の候補はシカゴ・ホワイトソックスだ。
ホワイトソックスは右翼手を最重要補強ポイントにしており、ライトを本職としているカステヤノスは獲得すべき選手だ。
昨年のホワイトソックスは、ア・リーグ4位の打率.256を記録しながら、本塁打数はア・リーグ11位の190本で長打力不足が浮き彫りとなった為、長打を期待できる強打者が必要だ。
また、贅沢税の基準額から1600万ドルほど下回っているため、カステヤノスと契約することは可能だ。
フィラデルフィア・フィリーズ
2つ目の候補はフィラデルフィア・フィリーズだ。
フィリーズは絶対的な支柱であるブライス・ハーパーに次ぐ強打者の獲得を熱望しており、カステヤノスやクリス・ブライアントといった右の強打者が獲得リストに挙がっている。
また、現在フィリーズの球団社長であるデーブ・ドンブロスキーは、カステヤノスがデトロイト・タイガースに所属していた時のGMであり、カステヤノスを高く評価していた。
実際、ロックアウト前にフィリーズとカステヤノスの間で何らかの接触があったようだ。
クリス・ブライアントの移籍先予想はこちらから
サンフランシスコ・ジャイアンツ
3つ目の候補はサンフランシスコ・ジャイアンツだ。
ジャイアンツは、現役引退したバスター・ポージーとFAとなったクリス・ブライアントが抜けた穴を埋めるため、右の強打者の獲得を熱望している。
ジャイアンツはブライアントと再契約を結ぶ道もあるが、他球団への移籍が既定路線とされている。
したがって、外野を守れるカステヤノス獲得に本腰を入れる可能性がある。
コロラド・ロッキーズ
4つ目の候補はコロラド・ロッキーズだ。
ロッキーズは外野手を最優先補強ポイントとしており、カステヤノスやカイル・シュワーバーといった外野を守れる強打者の獲得を急いでいる。
ノーラン・アレナドやトレバー・ストーリーといった右の強打者を失ったロッキーズは、彼らの後任となりうる選手を求めている。
また、打者に有利なクアーズ・フィールドを本拠地としているため、その点でカステヤノスは大きな恩恵を受けられそうだ。
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まとめ
コンスタントに実績を残しているカステヤノスは多くの球団が欲しがる選手であり、右の強打者を最優先補強ポイントとしているフィリーズやホワイトソックスなどが最も有力な移籍先と言える。
カステヤノスの今後の動向に注目だ。