フレディ・フリーマンやクリス・ブライアントなど注目FA選手が続々と移籍先が決まっていく中、トレバー・ストーリーの移籍先が未だ決まっていない。
ストーリーは言わずと知れたMLBトップクラスの遊撃手で、多くの球団が興味を示していたが、いくつかの理由で契約交渉が難航しているようだ。
“When you put it all together, all facets of the game, Trevor Story might be the best of them all [shortstops].” – BK
See where Story ranks on our #Top10RightNow list tonight at 8pm ET on @MLBNetwork 📺 pic.twitter.com/5GwPmoOkAC
— MLB Now (@MLBNow) March 16, 2022
ひとつ目は「勝てるチーム」を探している点だ。
ストーリーはロッキーズを離れる理由として「勝てるチームでプレーしたい」と漏らしていたようで、そうなると自ずと移籍先が絞られてくる。「ポストシーズン進出の可能性が高い」かつ「遊撃手を求めている」球団はヤンキースとアストロズぐらいだ。ヤンキースはアイザイア・カイナー=ファレファを獲得、アストロズはコレアとの再契約が濃厚なので、ストーリーを獲得する可能性は低い。
ふたつ目は「遊撃手のみ」を希望している点だ。
ストーリーは移籍先に関して「遊撃手」として起用している球団を探しており、他のポジションにつくことに対して消極的な姿勢を示している。遊撃手として固定してくれる球団はツインズとカブスとアストロズだが、カブスはアンドレルトン・シモンズを獲得、アストロズはコレアとの再契約が濃厚。そうなると、ツインズが最も有力だが「ポストシーズン進出」は危ういチーム状況だ。
ストーリーはMLBトップクラスの遊撃手であることは間違いないが、様々な理由から移籍交渉が難航している。現時点で最も有力な移籍先はツインズであるが、セントルイス・カージナルスも関心を示しているようで、今後急ピッチで交渉が行われそうだ。