【MLB】3割打者と守備職人が急増?!守備シフト禁止への賛成意見が多い理由

MLB

米メディアはMLB選手会が2023年シーズンからの守備シフト禁止(45日前の通達を条件)を受け入れたと報じた。

MLBでは2000代以降、ビッグデータを活用し打者やカウントに応じて守備配置を変更する「守備シフト」と呼ばれる戦術が浸透してきた。近年はその傾向がより高くなり、野球経験がないデータのプロフェッショナルを積極的に雇用する球団が増えた。

MLBの全打席に占める守備シフトの割合は、2016年は14%であったのに対し、2021年は31%に増加している。球団別にみるとロサンゼルス・ドジャースが53.6%で最も守備シフトを活用した球団であった。以下、2位がニューヨーク・メッツ(50.2%)、3位がヒューストン・アストロズ(46.2%)、4位がアトランタ・ブレーブス(38.9%)、5位がデトロイト・タイガース(38.1%)。

 

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賛成多数の理由

守備シフトが禁止されることでどのようなメリットがあるのか。

 

まず、打撃面のメリットは打率の上昇だ。打者の打球傾向を分析し、ヒットゾーンに選手を配置する守備シフトが普及したことで、野手の間を抜くのは至難の業となった。そうなると、打者はヒットではなく野手の頭上を越す強い打球を狙うため、強振する打者が増え、結果的に三振が増加した(2000年は31,356個⇒2019年は42,823)。

加えて、2000年のMLB全体の打率は.270であるのに対し、2019年のそれは.252と大幅に低下している。実際、3割打者の数は2000年の72人から2019年の32人へ減少した。

つまり、野手がが本来の守備位置につくことで、ヒットゾーンが広がり打者の打率向上につながるだろう。

 

続いて、守備面のメリットは守備力がある選手が高く評価されるようになることだ。守備シフトが導入されて以降、野手個人の守備範囲が狭まり、目の前に来た打球を捕球するだけでよくなった。結果的に、華麗な身のこなしでファンを魅了する守備職人の需要が下がり、守備力を武器にしてきた選手たちが正当に評価されにくくなっている。

つまり、守備シフトが禁止されれば野手個人の守備範囲が広がるため、守備力を武器にしている野手が増えるだろう。

 

加えて、守備シフト禁止はエンターテインメント性の向上にも貢献する可能性がある。守備シフトを上手く回避するため強振する選手が増えた結果、「本塁打か三振」という淡白な試合が展開され、MLB特有の身体能力を生かしたダイナミックなプレーが少なくなっている。

したがって、守備シフトを禁止し流動的な野球を展開することで、再びファンの心を掴む可能性がある。

 

守備シフト禁止については賛否が分かれており、まだまだ議論の余地がありそうだ。

「守備シフト禁止」に反対する理由

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