2021年ワールドシリーズを制覇したアトランタ・ブレーブスが抱えている大きな悩み。
それは2022年シーズン終了後、フリーエージェントになるダンズビー・スワンソンとの契約についてだ。
ブレーブスファンの間では、契約延長すべきか放出すべきか意見が分かれている。
この記事ではダンズビー・スワンソンの去就について考察する。
ブレーブス最大の悩みであるフレディ・フリーマンの去就についての考察はこちらの記事から
スワンソンの評価
まずはスワンソンがどのように評価されているかみていく。
ポジティブ・ポイント
まずプレーについてだが、攻撃・守備ともにまだ粗削りではあるが、シーズンを重ねるごとに明らかに向上している。
昨年は160試合に出場し、146安打、27本塁打を記録し、指摘されていた打撃力不足が改善されつつある。
守備に関しても、身体能力を生かした堅実なプレーを見せている。
プレー以外については、地元ジョージア州出身のスワンソンはファンからの人気が高い。
ちなみに、スワンソン自身はブレーブスファンとして育った。
ネガティブ・ポイント
スワンソンは遊撃手として素晴らしい選手だが、カルロス・コレアやトレバー・ストーリーといった選手に比べると総合的に評価されていない。
特に打撃面でやや物足りなさを感じており、MLBトップクラスにはランク付けされていない。
スワンソンの成績を見るともっと評価されるべき選手だが、「MLBドラフト全体1位」というフィルターがあるため、評論家・ファンは物足りなさを感じている。
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スワンソンの去就は?
スワンソンの去就はどうなるのか、以下で考察する。
契約延長の可能性
まず契約延長の可能性を探っていく。
結論から言うと、ブレーブスがスワンソンと”契約延長する可能性は高い”だろう。
理由は3つある。
①スワンソンの後任がいない
②遊撃手の市場価格が高騰している
③スワンソンは移籍したくない
上記について説明を加える。
ブレーブスはスワンソンを放出した場合、チーム内で後任を見つける見つけなければいけないが、スワンソンの後任になれる選手がまだいない。
そうなると移籍市場で遊撃手を獲得しなければいけないが、現在は遊撃手の市場価格が高騰しているため、トップ選手を獲得するには大金を積む必要がある。
加えて、スワンソンはブレーブスを離れたくないと思うので、ブレーブスが最悪の条件を提示しない限り契約延長の可能性が高いだろう。
以上より、わざわざ高年俸選手を獲得するより、まだ28歳で伸びしろがあるスワンソンと契約延長したほうが合理的だ。
放出する可能性
次に契約延長しない可能性を探っていく。
ブレーブスは以下の条件が揃った場合、スワンソンと契約延長しないだろう。
①スワンソンの代わりがいる
②別の選手への投資
まず①についてだが、ロックアウト終了後、FAとなっているトレバー・ストーリー遊撃手の獲得に動くのではないかと言われている。
ストーリーはオールスター・ゲームに2度出場しているMLB屈指の遊撃手で、仮に獲得した場合、スワンソンの出場機会が減少する可能性がある。
そうなると、出場機会を求めて他球団へ移籍する可能性がある。
続いて②についてだが、ブレーブスには未だFA権を取得していない有望な若手選手がおり、その選手たちと大型契約を結ぶための資金確保として、スワンソンを放出する可能性がある。
現在、オースティン・ライリー三塁手と長期契約を結ぶのではないかと噂されている。
結局どうなの?
スワンソンの去就についてさまざまな可能性を探ってきたが、「結局どうなの?」と感じているのではないでしょうか。
結論から言うと、”契約延長の可能性が高い”。
理由は前述したとおりだが、高年俸の遊撃手を獲得するより、ブレーブス愛があり伸びしろがあるスワンソンと契約延長したほうが合理的だからだ。
今後どのようになるか分からないが、早ければロックアウト終了後に契約延長に向けて動き出すだろう。
ブレーブスとスワンソンの今後の動向に注目だ。
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