昨年、ア・リーグ中地区優勝を果たしたシカゴ・ホワイトソックスは、ロックアウト開始前にリリーフのケンドール・グレイブマンを獲得したが、2005年以来のワールドシリーズ制覇に向けてさらなる補強が必要となる。
この記事では、ホワイトソックスが獲得すべきFA選手を紹介する。
獲得すべき4選手
まず前提として、ホワイトソックスは右翼手と二塁手を最優先補強ポイントに挙げている。
昨シーズンはアダム・エンゲル、アンドリュー・ボーン、レウリー・ガルシアなど様々な選手がライトを守ったが、固定することが出来なかった為、今シーズンはシーズンを通して任せられる正右翼手を求めている。
また、今シーズンの二塁手候補としてダニー・レディックやレウリー・ガルシアの名が挙がっているが、ワールドシリーズ制覇に向けてはやや小粒である。
上記の補強ポイントを踏まえて、ホワイトソックスが獲得すべき4選手を以下に挙げた。
カイル・シュワーバー
カイル・シュワーバーは右翼手としての経験はあまりないが、外野守備の経験があるため最低限の守備は期待できる。
また、ホワイトソックスのオーダーには左打者が不足しているため、長打を打てる左打者としてシュワーバーは適している。
さらに、FA市場の有力な外野手に比べて契約金が安いため、手を出しやすい選手と言える。
ジョック・ピーダーソン
ピーダーソンはライトを守ることが可能で、守備面はシュワーバーより期待できる。
また、左打者という点も評価され、獲得に動く可能性がある。
さらに、ロサンゼルス・ドジャースとアトランタ・ブレーブス時代にワールドシリーズを制覇した経験があるため、若手選手に経験を伝えられるという点で重要な存在となり得る。
ブラッド・ミラー
ミラーは昨年フィーリーズで140試合出場し、20本塁打を記録した。
ホワイトソックスはミラーを二塁手として獲得すべきだが、外野も守れるユーティリティ性を兼ね備えているため、チームに入れておきたい選手だ。
また、左打者という点もホワイトソックスに適している。
トレバー・ストーリー
ストーリーはメジャー屈指の遊撃手として去就に注目が集まっているが、未だ移籍先が決まっていない。
ストーリーの正ポジションは遊撃手だが、ティム・アンダーソン遊撃手との兼ね合いで二塁手を任せることも可能だろう。
また、ホワイトソックスは長打力が課題であるため、本塁打を期待できるストーリーは獲得すべき選手だ。
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まとめ
ホワイトソックスはワールドシリーズ制覇に向けてさらなる補強を必要としており、二塁手と右翼手が最優先補強ポイントだ。
その中で、上記に挙げた4選手は適した選手と言える。
ロックアウト終了後、ホワイトソックスがどのような動きをするか注目だ。