2021年MVP受賞のブライス・ハーパーを擁するフィラデルフィア・フィリーズ。
本記事では、「フィリーズの試合を現地観戦したい!」「フィラデルフィアを訪れる予定がある!」という人に向けて、フィラデルフィア・フィリーズの本拠地「シチズンズ・バンク・パーク」を紹介します。
フィラデルフィア・フィリーズってどんな球団?
フィラデルフィア・フィリーズは1883年に創設され、現在はナショナルリーグ東地区に所属しています。フィリーズは球団創設以降、1度も本拠地を変えていません。また、「フィリーズ」という名称は1890年以降変更がなく、MLBで最も長く用いられている球団名です。
地区優勝は11回、リーグ優勝7回、ワールドシリーズ制覇2回の実績を持ち、MLB屈指の名門球団です。フィリーズは1970年代後半と2000年代後半に黄金期が訪れ、地区優勝を何度も成し遂げました。
同じナショナルリーグ東地区に所属しているニューヨーク・メッツと熾烈なライバル関係にあり、フィリーズとメッツの試合はナショナルリーグで最も熱いライバルシリーズと言われています。
新球場として「シチズンズ・バンク・パーク」がオープンして以降、チーム成績が上向き、一時は40,000万人以上の観客が来場していましたが、近年は成績が安定せず、観客動員数が減少しています。
2022年シーズンは、主砲のブライス・ハーパーと新加入のカイル・シュワーバーを中心に、2011年以来のポストシーズン進出を目指しています。ハーパーは、フィリーズでポストシーズン進出の経験がないため、本人はポストシーズン進出を熱望しています。
続いて、フィリーズの本拠地「シチズンズ・バンク・パーク」を紹介します。
シチズンズ・バンク・パーク
シチズンズ・バンク・パークは2004年にオープンし、同年4月12日に初のMLB公式戦としてシンシナティ・レッズ戦が開催されました。
オープン当初は平均観客動員率が90%を超え、MLB屈指のチケット入手困難な試合でしたが、2015年以降は平均観客動員率が50%前後に減少し、比較的チケットを入手しやすい試合になりました。
この球場は左右非対称のフィールドで、左中間と右中間のふくらみがほとんどないという特徴を持っているため、ホームランが出やすい球場と言われており、本塁打パークファクターの数値は毎年1を上回っています。
フィリーズの選手がホームランを打ったりフィリーズが勝利したりすると、左中間スタンドに設置されている「リバティ・ベル」と呼ばれる照明付きの自由の鐘が、音を鳴らしながら点灯するという演出があります。
また、シチズンズ・バンク・パークは、外装にレンガと鉄骨を利用したレトロクラシックという建築様式が用いられています。
MLBでは「オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ」が建設されて以降、レトロクラシック球場の建設ブームに火が付いたため、この時期に建設された多くの球場はレトロクラシックの要素を取り入れいます。
▶「オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ」の特徴と行き方を紹介
最後に、「シチズンズ・バンク・パーク」への行き方を紹介します。
シチズンズ・バンク・パークへの行き方
日本からフィラデルフィアへ直行便は運行していないため、ボストンやデトロイトを経由して「フィラデルフィア国際空港」に向かいます。
本記事では、「フィラデルフィア国際空港」から「シチズンズ・バンク・パーク」への移動方法を紹介します。
フィラデルフィア国際空港」から「シチズンズ・バンク・パーク」への移動は、タクシーやUberがおすすめです。
シチズンズ・バンク・パークは、フィラデルフィア中心部から少しずれているため、バスや鉄道を利用すると、移動に1時間ほどかかってしまいます。一方、タクシーの場合は、道路状況にもよりますが15分程度で球場に到着します。
シチズンズ・バンク・パーク周辺は宿泊施設が充実していないため、フィラデルフィア中心部または空港周辺の宿泊施設を探した方が良いでしょう。滞在費を極力抑えたい場合は、様々な予約サイトの値段を一括で比較できる【ホテルズコンバインド】がおすすめです。
まとめ
フィラデルフィア・フィリーズの本拠地「シチズンズ・バンク・パーク」は、ファンを楽しませる仕掛けがたくさんあり、野球にあまり関心がない人も楽しめる球場です。
フィラデルフィアを訪れる際は、是非「シチズンズ・バンク・パーク」に立ち寄ってみてください。