サイン盗み発覚で一躍注目を集めたヒューストン・アストロズ。
本記事では、「アストロズの試合を現地観戦したい!」「ヒューストンを訪れる予定がある!」という人に向けて、ヒューストン・アストロズの本拠地「ミニッツメイド・パーク」を詳しく紹介します。
ヒューストン・アストロズってどんな球団?
アストロズは1962年にナショナルリーグ拡大に伴い創設され、かつてはナショナルリーグに所属していましたが2013年からアメリカンリーグ西地区へ移動しました。
アストロズが初めて地区優勝したのは1980年で、現在までに計10度地区優勝しています。
近年はホセ・アルトゥーベやカルロス・コレアなど生え抜きの若手が主力として活躍し、2017年に球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げました。しかし、2017年のホーム試合でサイン盗みを行っていたことを告発され、深く関わっていた監督やコーチが解任されるという騒動を引き起こしました。
サイン盗み騒動の後は他球団やファンから激しいバッシングを受け、故意死球を受けるなど厳しい状況にさらされました。とは言うものの、2010年代後半からは成績向上に伴いファンが増加し、ホーム試合の観客動員数はMLBの中で上位に位置しています。
2022年シーズンは、カルロス・コレアがツインズへ移籍したことで戦力ダウンが不安視されていますが、ホセ・アルトゥーベやアレックス・ブレグマンなど未だ戦力が充実しているため、ワールドチャンピオン候補のひとつに数えられています。
続いて、アストロズの本拠地「ミニッツメイド・パーク」を紹介します。
ミニッツメイド・パーク
ミニッツメイド・パークで初めてMLBの公式戦が行われたのは2000年4月7日で、この試合ではフィリーズに4‐1で勝利しました。
アストロズのホームタウンであるテキサス州ヒューストンは高温多湿で蚊が大量発生するためドーム球場にする必要がありました。そのため、ミニッツメイド・パークは世界で3番目の開閉式屋根付き天然芝球場で、以前の本拠地「アストロドーム」は世界初のドーム球場でした。
ちなみに、世界初の開閉式屋根付き球場であるトロント・ブルージェイズの本拠地「ロジャース・センター」です。
また、球場はMLBではお馴染みの左右非対称の球場であり、レフトスタンドまでが96.0mであるのに対し、ライトスタンドまでは99.4mもあるので右打者に有利な球場として知られています。ちなみに、チームの顔であるホセ・アルトゥーベやアレックス・ブレグマンも右打者です。
ミニッツメイド・パークには蒸気機関が設置してあり、アストロズの選手がホームランを打つと汽笛を鳴らしながら線路を走るのでミニッツメイド・パークを訪れた際は注目してみてください。
最後に、「ミニッツメイド・パーク」への行き方を紹介します。
ミニッツメイド・パークへの行き方
日本からヒューストンへ直行便が運航しているため、「ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港」から「ミニッツメイド・パーク」への移動方法を紹介します。
「ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港」から「ミニッツメイド・パーク」への移動は、鉄道がおすすめです。
ミニッツメイド・パークは、最寄り駅のConvention District駅から徒歩2分で行けるので、とてもアクセスが良い球場と言えます。
所要時間は1時間ほどで乗り換えは1回で済むので、初めての方でも簡単に行くことが出来ます。
お急ぎの場合は、空港から球場まで30分弱で移動できるタクシーやUberを利用するのがおすすめです。
ミニッツメイド・パークは、ヒューストンのダウンタウンに位置しているため、球場周辺に多くの宿泊施設があります。また、滞在費を極力抑えたい人は、様々な予約サイトの値段を一括で比較できる【ホテルズコンバインド】がおすすめです。
近年は成績が上向いており観客動員数も増加しているため、可能であれば事前にチケットを購入しておいた方がいいでしょう。
チケットは、球団の公式ホームページやStubhubのような転売サイトで購入できます。
まとめ
アストロズの本拠地「ミニッツメイド・パーク」は蒸気機関のような名物があり、アクセスも良好なので是非一度訪れてもらいたい球場です。
ヒューストンを訪れる際は、是非「ミニッツメイド・パーク」に立ち寄ってみてください。