脱シーズン100敗を目指しているボルチモア・オリオールズ。
本記事では、「オリオールズの試合を現地観戦したい!」「ボルチモアを訪れる予定がある!」という人に向けて、ボルチモア・オリオールズの本拠地「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」を紹介します。
ボルチモア・オリオールズってどんな球団?
オリオールズは1894年に創設された歴史のある球団で、現在はア・リーグ東地区に所属。
ア・リーグ東地区は、ニューヨーク・ヤンキースやボストン・レッドソックスなど強豪が所属しているため、近年は苦戦を強いられています。
オリオールズは地区優勝9回、ワールドシリーズ制覇3回の実績がありますが、1983年以降ワールドシリーズに進出できていません。
日本人選手としては上原浩治ただ一人しか所属したことがなく、日本人にとっては馴染みの薄い球団ではないでしょうか。
ちなみに、オリンピックで合計23個の金メダルを獲得した水泳選手マイケル・フェルプスは、熱狂的なオリオールズファンであることが知られています。フェルプスはボルチモアで生まれ育ちました。
2022年シーズンは、ア・リーグ東地区の他球団に比べ、戦力差が歴然としているため、昨年同様に厳しい戦いが予想されます。ただ、オリオールズにはアドリー・ラッチマンなど優秀な若手が多いため、数年後にはタイトル争いするかもしれないという期待感があります。
続いて、オリオールズの本拠地「オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ」を紹介します。
オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ
オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズは1992年にオープンし、同年4月6日に初のMLB公式戦としてクリーブランド・インディアンス戦が行われました。
オープン当初は1試合平均40,000人以上の観客が来場していましたが、現在の平均観客動員数は20,000人前後まで減少しました。
オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズは左右非対称の球場で、レンガと鉄骨を用いたレトロクラシック球場建設ブームの火付け役になりました。
結果的にこのスタジアムは大成功を収め、コロラド・ロッキーズの本拠地「クアーズ・フィールド」やサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地「オラクル・パーク」など数々の球場建設に影響を与えました。
オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズはホームランが出やすい球場として知られており、本塁打パークファクターの数値は毎年1を上回っています。特に、左中間はふくらみが少なくフェンスが低いため、右打者に有利な球場です。
この球場の名物といえば、ライトスタンド後方に建てられているレンガ造りの巨大な倉庫で、レトロな雰囲気が漂う球場と相性抜群です。
最後に、オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズへの行き方を紹介します。
オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズへの行き方
日本からボルチモアへ直行便が運航していないため、シカゴやミネアポリスを経由して「ボルチモア・ワシントン国際空港」へ向かいます。
本記事では、「ボルチモア・ワシントン国際空港」から「オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ」への移動方法を紹介します。
「ボルチモア・ワシントン国際空港」から「オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ」への移動は、ライトレールという鉄道を使うのがおすすめです。ライトレールを利用すると乗り継ぎなしで移動できるため、初めてボルチモアを訪れる人でも安心です。
乗り方は、まず「BWI Airport Light Rail Station」で乗車し、「Camden Station Light Rail Station」で下車します。Camden Station Light Rail Stationから球場までは、徒歩で移動します。
オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズはボルチモア中心部に位置しているため、球場周辺にたくさんの宿泊施設があります。滞在費を極力抑えたい場合は、様々な予約サイトの値段を一括で比較できる【ホテルズコンバインド】がおすすめです。
ボルチモアはアメリカ屈指の犯罪都市であるため、ライターゲームを観戦する際は、球場周辺の宿泊施設を予約しておいた方が良いと思います。
また、オリオールズの試合は混雑することがあまりないため、急いでチケットを購入する必要はないでしょう。
まとめ
ボルチモア・オリオールズの本拠地「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」は、画期的な球場として後に建設されるMLB球場に多大な影響を与えた球場です。
ボルチモアを訪れる際は、是非「オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ」に立ち寄ってみてください。