2021年シーズンオフは多くのスター選手がFAとなり注目を集めが、その中のひとりが、ロサンゼルス・ドジャースに所属していたクレイトン・カーショウ投手だ。
では、FAとなったカーショウは今度どこへ移籍するのか、または現役引退か。
この記事では、カーショウの今後の動向を展望する。
クレイトン・カーショウについて
まず、クレイトン・カーショウとはどんな投手なのかザックリ紹介する。
カーショウは2006年MLBドラフトでドジャースから1巡目指名を受けて契約を交わし、2008年にメジャーデビューを果たした。
以降はMLB屈指の投手に成長し、最多勝利3回、最優秀防御率5回、最多奪三振3回という実績を残した。
加えて、サイ・ヤング賞3回、MVP1回を受賞するなど、現役トップクラスの実力を誇る。
さらに、ドジャースのエースとしてチームを引っ張り、2020年に自身初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。
以上の実績を踏まえると、獲得を目指す球団は多数あるよう思える。
今後の動向を考察
2021年シーズンオフにFAとなったカーショウにはいくつかの選択肢がある。
まず考えられるのは、ドジャース残留だ。
シーズンオフにはドジャースからカーショウへクオリファイング・オファー申請はなかったが、ロックアウト終了後、ドジャースとの再契約はあり得る。
これまでドジャースの投手としてチームを支えた実績があり、間違いなく球団史に名を残すことは間違いないが、他チームに移籍することになればやや名声が薄れる。
また、ドジャースとカーショウの間に大きな溝があるわけではない為、金銭問題が解消されれば再契約の可能性は十分ある。
2つ目に考えられるのは、他球団への移籍だ。
まず、移籍先の候補に挙げられるのはテキサス・レンジャーズだ。
レンジャーズは先発投手陣の立て直しを図っており、カーショウを必要としている。そして、テキサス州出身のカーショウとしては、レンジャーズの移籍に関してそれほど抵抗はないだろう。
もう一つ考えられる移籍先はロサンゼルス・エンゼルスだ。
エンゼルスは野手陣にスターが揃っているため、投手陣の柱としてカーショウに関心があるはず。さらに、家族を持つカーショウにとってロサンゼルスに本拠地を持つエンゼルスは魅力的なはずだ。
最後に考えられるのは、「現役引退」という選択肢だ。
カーショウは今年34歳で現役引退するにはまだ早い年齢と言えるが、昨年34歳という若さで現役引退したバスターポージーの例もあるため、カーショウの現役引退は決して否定できない。
カーショウは積極的にチャリティ活動を行うなど野球以外の活動にも力を入れているため、野球人生に終止符を打ち新たな人生を歩む可能性もある。
昨年時点で本人は現役引退を否定しているが、ロックアウトの影響もあり契約交渉が難航している今、カーショウに気持ちの変化があるかもしれない。
まとめ
MLB最高投手のひとりであるカーショウの去就は大きな注目を集めている。
個人的にはドジャースに残留してほしいが、これまでドジャースを支えてきたエースの決断を尊重し見届けたい。