こんにちは。
2021年10月10日(日)に開催される出雲駅伝の区間エントリーが発表されました。
この記事では、区間エントリーから駒澤大学の戦略やレース展開を予想してみたいと思います。
駒澤大学の戦略とレース展開
駒澤大学の区間エントリーを見て驚いたのは、2年生エースの鈴木芽吹がエントリー漏れしていることです。
3年生エース田澤廉と共にチームを引っ張る存在として3区エントリーが確実視されていましたが、怪我の影響でメンバーから外れました。
3区には鈴木芽吹の代役として箱根駅伝7区を走った花尾恭輔が配置されました。
駒澤大学の区間エントリーは以下の通りです。
- 篠原倖太朗(1年)
- 赤星雄斗(2年)
- 花尾恭輔(2年)
- 唐澤拓海(2年)
- 赤津勇進(2年)
- 田澤廉(3年)
駒澤大学は3年生以下でエントリーしてきました。
2000年以降、3年生以下のチームが出雲駅伝で優勝した例はこちらの記事で紹介しています。
それでは、駒澤大学の戦略およびレース展開を予想してみましょう。
まず1区にエントリーされた篠原倖太朗は1年生ながら5000m13:48.57という記録を持っており、スピードがある選手です。
1区に篠原をエントリーしたということは、駒澤としては数秒程度なら有力校に先行されても大丈夫だと考えているはずです。
あわよくばスパート勝負で競り勝つという戦略ではないでしょうか。
2区は5.8kmでスピード勝負になると予想されるため、5000m13:57.55のタイムを持つ2年生の赤星雄斗がエントリーされました。
3区には大学駅伝の経験がある花尾恭輔がエントリーされました。
エース区間の3区には各大学のエースが配置されるため、力のある花尾であっても厳しいレース展開が予想されます。
これはあくまで私の予想ですが、駒澤大学は1区・2区・3区をひとまとまりと考え、3区終了時点で有力校に差をつけられていなければ大丈夫という考え方だと思います。
したがって、先行逃げ切りを図る大学が手薄となる4区・5区で差を縮め、6区田澤で逆転というシナリオだと思います。
つまり、駒澤大学は4区終了時点の結果が非常に重要になります。
(4区が重要な理由はこちらの記事で解説しているので合わせてご覧ください)
重要な4区にエントリーされたのは今シーズン急成長を遂げた唐澤(2年)です。
唐澤は関東インカレ2部5000m・10000mで共に日本人トップに輝き、駒澤のエースになりつつあります。
駒澤としては4区唐澤で少しでも差を縮める、もしくはリードを広げるというレース展開を予想していると思います。
5区赤津は繋ぎ区間として考えていると思います。
ただし、赤津は5000m13:52.27・10000m28:52.27という記録を持った力のあるランナーなので、アンカー田澤に良い流れをもたらす重要な役割を任されているかもしれません。
おそらく、5区終了時点ではトップに立てていないような気がします。
もし、トップで田澤にタスキを渡すことが出来れば、優勝はほぼ間違いないと思います。
6区にエントリーされた田澤については言わずもがなです。
駒澤はアンカーに田澤が控えているという安心感があるため、多少のリードは想定内だと思います。
駒澤が一番警戒しているのは東京国際大学のイエゴン・ヴィンセントとのタイム差です。
1分以上あればギリギリ逃げ切れると思いますが、1分以内だと危険なラインだと思います。
過去にアンカー逆転優勝についてはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
以上でこの記事は終了です。
今年の駒澤大学は、圧倒的な戦力を持ち大学駅伝3冠を狙っているはずです。
優勝大本命と言われている駒澤大学はどのようなレース展開を見せるのでしょうか。