青山学院大学
1区 目片将大(4年)
2区 近藤幸太郎(4年)
3区 横田俊吾(4年)
4区 黒田朝日(1年)
5区 若林宏樹(2年)
6区 西川魁星(4年)
7区 佐藤一世(3年)
8区 荒巻朋煕(1年)
9区 塩出翔太(1年)
10区 中倉啓敦(4年)
・岸本大紀(4年)
・中村唯人(4年)
・西久保遼(4年)
・脇田幸太郎(4年)
・太田蒼生(2年)
・田中悠登(2年)
2022年の箱根駅伝で圧倒的な強さで総合優勝を果たした青山学院大学。大会連覇を目指す今回は、優勝を経験した選手が7人エントリー入りした。
青学の区間エントリーからは、「往路で粘り、復路で勝負」という狙いが伺える。2区にエントリーした近藤は、駒澤の田澤廉をはじめとする他校のエースに真っ向から対抗できるし、3区にエントリーした横田は安定感抜群だ。加えて、5区には前回も山登りを経験した若林が控えているため、1区でつまずくことが無ければ、往路は手堅く走り切るだろう。
復路に目を移すと、こちらも強力なメンバーが揃っている。7区・佐藤や10区・中倉など前回の優勝メンバーに加え、最上級生となった岸本と中村をはじめ、前回大会で1年生ながら3区を好走した太田など実力者が補欠メンバーに入っており、8区・9区は区間変更される可能性が高い。おそらく、往路終了時点で1分差ぐらいであれば逆転可能という算段のはずだ。
ただ、これまでの駅伝では”抜群の安定感”を見せていた青学ではあるが、今年の出雲駅伝と全日本大学駅伝ではどこかかみ合っていない印象がある。いずれも1区で好スタートを切りながら、終わってみれば駒澤大学と大差をつけられていた。
箱根駅伝で圧倒的な強さを見せる青学の本領発揮となるか、それとも王者陥落となるか、原監督の采配にも注目だ。
駒澤大学
1区 円健介(4年)
2区 田澤廉(4年)
3区 吉本真啓(2年)
4区 鈴木芽吹(3年)
5区 金子伊吹(3年)
6区 帰山侑大(1年)
7区 安原太陽(3年)
8区 花尾恭輔(3年)
9区 山野力(4年)
10区 青柿響(3年)
・小野恵崇(4年)
・赤星雄斗(3年)
・篠原倖太朗(2年)
・伊藤蒼唯(1年)
・佐藤圭汰(1年)
・山川拓馬(1年)
今年の出雲駅伝・全日本大学駅伝を制し、大学3冠を目指す駒澤大学。駒澤大学の区間エントリーからも、復路まで勝負がもつれるだろうという考えが伺える。
往路は2区を走る大エースの田澤を中心に、4区・鈴木、5区・金子と箱根駅伝を知る選手がエントリいーした。前回、3区でブレーキがあり優勝戦線から離脱した苦い思い出があるため、3区に今年絶好調の佐藤が入ると予想。駒澤大学としては、なんとしても青山学院大学の前で往路を終えたいはずだ。
復路には山野や花尾など長い距離に強い選手がエントリーしているため、大きく崩れることはないだろう。ただ、青山学院大学の復路メンバーと比較すると爆発力が懸念材料であり、逆転は難しいのではないだろうか。
注目は”1区”と”3区”
青山学院大学と駒澤大学の優勝争いにおいて注目しているのは”1区”と”3区”の攻防だ。
1区は、箱根駅伝のスタート区間でありエース区間の2区へ繋ぐ重要な区間。青山学院大学と駒澤大学は共に2区に大エースが控えており、熾烈なデッドヒートが繰り広げられるだろう。
出雲駅伝・全日本大学駅伝では、近藤と田澤は同じ区間を走り、ともに田澤に軍配が上がった。ただ、どちらも田澤が前でタスキをもらっており、逆であれば違ったレース展開になっていただろう。
駅伝ファンとしては、今回の箱根駅伝では近藤が前でタスキをもらったレース展開を見てみたい。
もうひとつ注目している3区については、近年ますます重要度が上がっているような気がする。前回は3区で青山学院大学が優勝を決めたと言っていいだろう。
駒澤大学としては、昨年の教訓をもとに今年絶好調の佐藤を3区にエントリーさせると予想する。万が一、佐藤が区間賞を取ることになれば、駒澤大学の総合優勝がグッと近づくはずだ。。