【徹底解説】中国企業・チャイナマネーと欧州サッカー各クラブが急接近している理由とは

海外サッカー

近年、急速に経済成長を遂げた中国は投資対象をサッカー産業へシフトさせ、サッカークラブ買収に積極的に関わり始めました。

ではなぜ、中国企業はサッカー界への投資を始めたのか、以下で見てみましょう。

 

 

中国企業の投資動機

中国企業がサッカー界への投資をする理由は何か。

大きな理由は、中国政府がスポーツに力を入れるよう政策転換をしたためであると言われています。それに伴い、中国企業が海外クラブの買収等のサッカー産業に関与し始めました。

また、中国政府・中国企業がサッカー産業に関与することで自社ブランドの認知や欧州強豪クラブの育成システムの中国に輸入できるというメリットがります。

 

自社ブランドの認知

サッカーは中国国内で人気のスポーツであり、中国国民はサッカーワールドカップなどの国際大会への注目度が高いため、中国企業は知名度のあるサッカークラブや国際大会とのスポンサー契約に躍起しています。

 

例えば、2018年ロシアワールドカップのスポンサーになった中国企業は全スポンサーの半分程度を占める7社もありました。

ちなみに、ロシアワールドカップのスポンサーになった日本企業はありませんでした。

 

さらに、サッカーワールドカップなどの国際大会は全世界の人々が視聴するので、世界市場への進出を目指す中国企業にとっては非常に魅力的な宣伝効果になります。

 

2018年ロシアワールドカップで世界各国の企業が投じた広告費は24億ドル(約2600億円)なのに対し、中国企業は8億3500万ドルも投じました。

育成システムの輸入

中国企業が多額の資金を投じて欧州クラブを買収または提携する目的はほかにもあります。

それは、欧州強豪クラブの育成システムを中国国内に輸入し、中国のサッカーレベルを向上させることです。

 

サッカー中国代表は2002年日韓ワールドカップ以来、ワールドカップに出場できておらず、中国国内で問題視されているため、欧州クラブを買収し欧州クラブの育成システムを中国クラブに輸入しようとしています。

 

例えば、中国家電小売販売会社の蘇寧電器(そねいでんき)は、世界屈指の強豪クラブであるインテル(イタリア)の株式70%を取得し、インテルのオーナー企業となりました。蘇寧電器は江蘇蘇寧(中国)のオーナー企業でもあり、インテルと江蘇蘇寧を連携させることで江蘇蘇寧にインテルの経験を取り入れています。

 

中国企業のサッカー産業への投資例

中国企業のサッカー産業への投資は多岐にわたる。その中のいくつかの投資例を以下にし示しました。

 

華為(ファーウェイ)

華為は日本でもお馴染みの通信機器メーカーですが、華為は自社の通信技術をスタジアムに導入して、観客がWi-Fiが利用できる「スマートスタジアム」を実現させました。

ドイツの強豪ボルシア・ドルトムントのホームスタジアムは収容観客数8万人以上を誇る大きなスタジアムをもっていますが、全観客がネットワークに接続すると過負荷状態となり不便が生じるため、観客全員にWi-Fiアクセスを提供し、観客が動画視聴などを不便なくできるような仕組みを整えました。

 

今後は自社の通信技術をスタジアム内での買い物に応用しようと考えているそうで、観客が座席にいながら遠隔操作で商品を注文すると座席から最も近い売り場に転送され、そこで商品をピックアップすることができる仕組みが導入させるそうです。

 

日本の「スマートスタジアム」はまだないが、実現すれば大きな話題となるでしょう。

 

参考記事⇩

スタジアムの新たなビジネス・モデル

 

アリババ

アリババは電子決済サービスのアリペイなど情報通信に関する企業で、2015年から2022年までの8年間、FIFAクラブ・ワールドカップとパートナー契約を結んでいます。

また、アリババは英プレミアリーグのマンチェスター・Uとパートナーシップを結び、ファーストチームの試合やゲームハイライトをアリババのプラットフォームで視聴できるようになりました。

プレミアリーグは、なぜ特別なのか(祥伝社新書293)

 

まとめ

このように、中国企業や中国資本がサッカー産業へ及ぼす影響力は増しており、多数の中国企業がサッカークラブ買収に関与しています。

最近は、中国政府の政策転換によりサッカー関連への投資を抑えるのではないかという報道もありますが、まだまだ中国企業の存在感はなくならないでしょう。

今後の中国企業の動向を見るのも面白いかもしれません。

 

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