2021年シーズンオフにFAとなったアルバート・プホルスは、ロックアウトの影響もあり未だ移籍先を見つけられていない。
この記事では、プホルスの移籍先を予想する。
アルバート・プホルスについて
まず、プホルスとはどんな選手なのかザックリ紹介する。
プホルスは1999年のMLBドラフトでセントルイス・カージナルスに指名され、契約を交わした。2001年にメジャーデビューを果たすと、以後はMLBを代表する選手として活躍している。
特に、カージナルスに在籍していた2001年から2011年は圧巻で、首位打者1回、本塁打王2回、打点王1回、シーズンMVP3回という輝かしい実績を残した。
また、カージナルスを2度のワールドシリーズ制覇に導いた。
以上の成績より、MLB史上最高打者のひとりに数えられ、現役引退後のアメリカ野球殿堂入りは確実と言われている。
移籍先を予想
過去の実績を踏まえると、プホルスを獲得したい球団は数多くあるように思うが実はそうでもない。
その大きな要因は打撃成績の低下だ。
今年で42歳になり、打撃成績は全盛期に比べ明らかに低下している。
カージナルス在籍時は長打力だけでなく、毎年のように3割以上打つ安定感も兼ね備えていたが、ロサンゼルス・エンゼルスに移籍して以降は3割以上打った年はなく、不安定さが目立つ。
さらに、近年は2割前半のシーズンが続き、高額年俸に見合った活躍が出来ていない。
したがって、代打要因として獲得するとしても慎重にならざるを得ない。
以上を前提として移籍先を予想する。
セントルイス・カージナルス
まず、移籍先として最有力は古巣セントルイス・カージナルスだ。
カージナルス時代のプホルスの活躍は目を見張るものがあり、球団としてもかつてのスターの帰還を受け入れるだろう。また、プホルスは古巣球団からの誘いであれば、年俸を大幅ダウンしたとしても了承するだろう。
さらに、この移籍を最も後押しするのはファンの存在だ。多くのファンはプホルスの古巣復帰を待ちわびており、ゆくゆくはカージナルスでの引退を望んでいるだろう。
マイアミ・マーリンズ
2つ目の候補はマイアミ・マーリンズだ。
マーリンズとプホルスとの関係はあまりないが、通算700本塁打を目指すのであれば決して悪くない移籍だろう。
かつては全盛期が過ぎたイチローが移籍し3000本安打を達成するなど、出場機会をある程度計算できる球団であるため記録を目指すには最適だ。
ただ、高額年俸を期待できないという点がネックになりそうだ。
カンザスシティ・ロイヤルズ
3つ目の候補はカンザスシティ・ロイヤルズだ。
プホルスはかつてミズーリ州の高校に通っていたため、ミズーリ州との関わりがある。
また、現ロイヤルズ監督のマイク・マシーニーはプホルスの元チームメイトであるため、誘われれば移籍先候補に挙がるだろう。
また、ロイヤルズのDHは人材不足なのでプホルスが入る枠は十分ある。
同じくドジャースからFAになったクレイトン・カーショウの移籍先予想はこちらから
まとめ
私は3つの移籍先候補を示しましたが、成績低下と年齢により契約がまとまらずそのままメジャーリーグが開幕する可能性もある。
MLB屈指の強打者を見れなくなるのは物寂しいが、状況によっては現役引退の可能性もある。
プホルスの今後の動向を注目だ。