出雲駅伝・全日本大学駅伝が終わり、残るは箱根駅伝のみになりました。
そこで現時点で考えられる各校の区間エントリー予想と戦力分析をしていきます。
この記事では2011年以来の総合優勝を狙う早稲田大学の区間エントリーを予想していきます。
早稲田大学のチームエントリー
まず、12月10日(金)に発表されたチームエントリーを見てみましょう。
(チームエントリー)
- 太田直希(4年)
- 河合陽平(4年)
- 千明龍之佑(4年)
- 中谷雄飛(4年)
- 半澤黎斗(4年)
- 室伏祐吾(4年)
- 山口賢助(4年)
- 井川龍人(3年)
- 鈴木創士(3年)
- 安田博登(3年)
- 北村光(2年)
- 佐藤航希(2年)
- 菖蒲敦司(2年)
- 柳本匡哉(2年)
- 石塚陽士(1年)
- 伊藤大志(1年)
早稲田大学の区間エントリーをもとにした戦略・当日変更の考察はこちらの記事
続いて、上記のチームエントリーをもとに区間エントリーを予想していきます。
早稲田大学の区間エントリー予想
それでは、早稲田大学の区間エントリーを予想していきます。
(区間エントリー予想)
- 伊藤大志(1年)
- 井川龍人(3年)
- 中谷雄飛(4年)
- 鈴木創士(3年)
- 菖蒲敦司(2年)
- 北村光(2年)
- 石塚陽士(1年)
- 千明龍之佑(4年)
- 太田直希(4年)
- 山口賢助(4年)
私は上記のように予想しました。
1区は伊藤が配置されると予想しました。伊藤はスーパールーキーとして期待されていましたが、出雲駅伝と全日本大学駅伝では本来の走りが出来ませんでした。伊藤は長い距離への対応力が不安要素ではありますが、終盤まで先頭集団に食らい付いていくことが出来れば持ち前のスピードを生かして区間賞争いに食い込む可能性があります。伊藤の1区起用はある意味賭けであるため、もしかしたら昨年と同様に井川が1区を任される可能性もあるでしょう。
2区は井川が配置されると予想しました。井川は10000m27分台の自己タイムを持っており、今年の全日本大学駅伝2区では三浦龍司(順天堂)にラスト勝負で敗れたものの区間2位の好走を見せました。2区は昨年と同様、太田が走る可能性もありますが、勢いがある井川が2区を任される可能性は十分あると思います。2区井川が区間5位前後で走ることが出来れば早稲田大学の往路優勝が見えてくるでしょう。
3区は中谷が配置されると予想しました。中谷は早稲田大学のエースであり、箱根駅伝3区を走った経験があります。早稲田大学としては1区2区で上位に食い込むことが出来れば3区中谷でトップに立つ可能性があります。早稲田大学が優勝争いに食い込むためには3区終了時点で先頭が見える位置をキープしておきたいところです。
4区は鈴木が配置されると予想しました。鈴木は昨年の箱根駅伝4区で区間3位で走っており、今年の箱根駅伝でも4区を任される可能性は十分あります。今年は全日本大学駅伝7区で区間5位で走り切っており、20km以上ある箱根駅伝でもある程度計算できます。早稲田大学としては2区3区4区で区間5位以内で走ることが出来れば往路優勝する可能性が出てきます。
5区は菖蒲が配置されると予想しました。菖蒲は出雲駅伝と全日本大学駅伝に出場し共に区間5位以内で走り切っており、スピードのあるランナーです。早稲田大学としては昨年5区でブレーキがあったので、今年は走力がある菖蒲を起用し区間一桁でまとめてもらうという戦略をとってくると予想しました。早稲田大学は平坦に強い選手が揃っているので、5区を我慢できれば往路優勝や総合優勝が大きく近づいてくるでしょう。また、もしかしたら1区菖蒲、5区伊藤になる可能性もあります。
6区は北村が配置されると予想しました。北村は昨年の箱根駅伝でも6区を走り区間8位とまずまずの走りをしているので、今年もある程度計算は出来るでしょう。北村が区間5位以内で走り切ることが出来れば後半区間の選手にも良い流れを作ることが出来ると思います。
7区は石塚が配置されると予想しました。石塚は1年生ながら出雲駅伝4区で区間賞を獲得し、全日本大学駅伝では5区を走りトップに立つ好走を見せました。7区は復路の重要区間として位置付けられており、トップであれば優勝を決定づける走り、トップでなければ先頭を追いかける走りが求められます。1年生ということもあり長い距離への不安はありますが、区間賞争いに食い込む可能性は十分あると思います。
8区は千明が配置されると予想しました。千明は今年の大学駅伝には出場していませんが実績は十分なので、キャプテンとして粘りの走りを見せてくれると思います。また、昨年の箱根駅伝では8区を走り区間5位と好走しているので、今年も8区を任されるのではないでしょうか。ただ、千明はスピードがあるのでラスト勝負を見越して10区を任される可能性もあります。
9区は太田が配置されると予想しました。太田は早稲田大学のエースであり、単独走でも淡々と走ることが出来るので復路のエース区間を任されるのではないでしょうか。他大学としては9区に太田がいるというのは非常に厄介に感じるのではないでしょうか。もしかしたら昨年同様に2区を任されるかもしれませんが。
10区は山口が配置されると予想しました。山口は昨年の箱根駅伝では10区区間7位で走り切っており、長い距離に十分対応できます。全日本大学駅伝では2年連続で最長区間8区を走り区間1桁でまとめているので安定感は抜群です。トップでタスキを貰うことが出来れば、優勝は確実でしょう。
まとめ
以上でこの記事は終了です。
早稲田大学は戦力的には総合優勝を狙えると思います。
駅伝は監督の采配が8割以上と言われるように、相良監督がどのような戦略で区間配置してくるのか注目です。