出雲駅伝・全日本大学駅伝が終わり、残るは箱根駅伝のみになりました。
そこで現時点で考えられる各校の区間エントリー予想をしていきます。
今回は全日本大学駅伝を制した駒澤大学です。
駒澤大学のチームエントリー
まず、12月10日(金)に発表されたチームエントリーを見てみましょう。
(チームエントリー)
- 新矢連士(4年)
- 佃康平(4年)
- 大坪幸太(3年)
- 田澤廉(3年)
- 東山静也(3年)
- 山野力(3年)
- 青柿響(2年)
- 赤星雄斗(2年)
- 金子伊吹(2年)
- 唐沢拓海(2年)
- 白鳥哲太(2年)
- 鈴木芽吹(2年)
- 花尾恭輔(2年)
- 安原太陽(2年)
- 佐藤条二(1年)
- 篠原倖太朗(1年)
駒澤大学の区間エントリーをもとにした戦略と当日変更の考察はこちらの記事
上記のチームエントリーをもとに区間エントリーを予想していきます。
駒澤大学の区間エントリー予想
早速、駒澤大学の区間エントリーを予想していきます。
(区間エントリー予想)
1区:白鳥哲太(2年)
2区:花尾恭輔(2年)
3区:田澤廉(3年)
4区:鈴木芽吹(2年)
5区:大坪幸太(3年)
6区:東山静也(3年)
7区:唐沢拓海(2年)
8区:佃康平(4年)
9区:安原太陽(2年)
10区:山野力(3年)
私は上記のように予想しました。
1区は白鳥が配置されると予想しました。白鳥は今年の大学駅伝には出場していませんが、昨年の箱根駅伝で1区を走った経験があるので今年も抜擢されるのではないでしょうか。1区は三浦龍司(順天堂)が走ることが濃厚なので、極力差をつけられないように我慢したいところです。もしかしたら佐藤(1年)が任される可能性もありそうです。
2区はあえて花尾が配置されると予想しました。出雲駅伝ではエース区間の3区、全日本大学駅伝では最長区間の8区を任されており、大八木監督から信頼されているようなので、もしかしたらエース田澤ではなく花尾が2区に配置されるかもしれません。花尾は長い距離も安定して走ることが出来るので区間上位で最低限の走りをしてくれればOKという戦略ではないでしょうか。
3区はエース田澤が配置されると予想しました。田澤は言わずと知れた日本人学生ナンバーワンランナーですので、無難にいけば2区を任されることになるでしょうが、田澤のスピードを生かすという意味で3区に配置される可能性は十分あると思います。2区までに出遅れていても3区に田澤が控えていることで巻き返しが効くので、他校からすれば3区田澤の方がいやらしく感じるのではないでしょうか。
4区は鈴木が配置されると予想しました。鈴木は怪我の影響で出雲駅伝と全日本大学駅伝を欠場しましたので、調子をどこまで戻せるか分かりませんが、順当にいけば平地の重要区間を任されることになるでしょう。昨年は5区を走りましたが、今年は怪我の影響も考慮して後半に山がある4区を任されると推測します。
5区は大坪が配置されると予想しました。大坪は今年の激坂最速王決定戦で4位に入り、山登り適性を示しましたので、無難に走り切ってくれるでしょう。駒澤大学は平坦はトップクラスの実力を持っているので、山登りの5区で我慢ずることが出来れば往路優勝、そして総合優勝がグッと近づいてくるはずです。
6区は東山が配置されると予想しました。6区は昨年同様に花崎が走ると予想していましたが、エントリーメンバーに入っていませんでしたので、東山が走ると予想しました。大八木監督曰く「6区には秘密兵器がいる」ということだったので、誰が走るのか楽しみです。
7区は唐澤が配置されると予想しました。唐澤は今年のトラック種目でブレイクし田澤・鈴木に次ぐエース候補として期待されましたが出雲駅伝では本来の走りが出来ませんでした。長い距離へどれほど対応できるか分かりませんが、持ち前のスピードを生かし区間賞争いに食い込むことが出来れば駒澤の総合優勝が見えてくるでしょう。近年は7区を重要区間に位置付ける大学が多いので、7区次第で優勝が決定的になるかもしれません。
8区は赤津が配置されると予想しました。赤津は全日本大学駅伝ではアップダウンがある4区で区間4位と好走しているので、同じくアップダウンがある箱根駅伝8区に起用されるのではないかと思います。もしかしたら昨年8区を走った佃が配置されるかのせいもありますが、来年以降のことを考えて下級生主体で挑んでくるのではないでしょうか。
9区は安原が配置されると予想しました。安原は出雲駅伝2区で区間3位、全日本大学駅伝6区で区間2位で好走しており、安定した走りを見せています。駒澤大学としては復路にもある程度計算できる選手を配置したいはずなので、復路のエース区間9区に安原が配置されるのではないでしょうか。
10区は山野が配置されると予想しました。山野は昨年の箱根駅伝で9区を走っておりロードに強い選手なので、10区を任されても安定した走りを見せてくれるはずです。今年の箱根駅伝は混戦が予想されるので、もしからしたらラスト勝負を見据えてよりスピードのある選手を配置する可能性もありますが。。。
まとめ
以上でこの記事は終了です。
駒澤大学は主力を欠きながら全日本大学駅伝を制し、選手層の厚さを証明しました。
今年の箱根駅伝も優勝候補に挙げられており、どのような戦略で区間配置してくるのか注目です。