2022年1月2日に行われた箱根駅伝では3区で首位に立った青山学院大学がそのまま往路優勝を決めた。
青山学院大学の選手層を考えると総合優勝は堅いと思うが、箱根駅伝では油断が出来ない。
この記事では、青山学院大学の往路のレース展開を振り返ると共に復路を展望する。
区間賞なき往路優勝
2位帝京大学に2分37秒という大差をつけたが、意外にも往路での区間賞は1つもない。
1区区間5位、2区区間7位、3区区間2位、4区区間3位、5区区間3位。
往路では区間賞こそなかったが、全て区間一桁でまとめるという抜群の安定感を誇りある意味強さを見せつけた。
その中でも目立ったのは1年生の活躍ではないだろうか。
3区を走った太田は大学駅伝デビュー戦ながら、終始丹所(東京国際)の後ろにつき、ラスト3キロ付近でスパートし突き放した。
そして、山登りの経験がある飯田を差し置いて5区にエントリーした若林は、本格的な山登りに入るとみるみるスピードを上げそのまま往路優勝のゴールテープを切った。
今年は原監督の采配がズバリ当たり、見事しか言いようがない出来だった。
青山学院大学の区間エントリーについての詳しい考察はこちらから
総合優勝は確実か
箱根駅伝では絶対ということはほぼないが、今年の青山学院大学の優勝はほぼ確実と言えるだろう。
青山学院大学の復路には、6区髙橋、7区宮坂、8区西久保、9区中村、10区中倉というメンバーがエントリーされている。加えて、岸本大紀や佐藤一世、田中悠登といった実力のあるランナーが補欠に回っている。
おそらく、当日変更で岸本、佐藤、田中がエントリーされることになると思うので、全ての選手が往路を走れるだけの実力を持っており、穴が見当たらない。
6区髙橋は昨年も6区を好走しており今年は区間賞候補の一人である。もし、6区髙橋が区間賞を獲得することがあれば青山学院大学の総合優勝は確実になるでしょう。
まとめ
往路優勝を果たし、2年ぶりの総合優勝に大きく近づいた青山学院大学。
復路にも強い選手が控えており総合優勝はほぼ確実となった青山学院大学は新たな黄金期に投入することになるのか。