10月10日(日)に行われた出雲駅伝は東京国際大学が初出場初優勝を成し遂げました。
では、2021年11月7日(日)に開催される全日本大学駅はどの大学が優勝するのでしょうか。
この記事では、過去のデータをもとに2021年全日本大学駅伝のレース展開を展望します。
全日本大学駅伝は3年生以下のチームでは勝てない?
大学スポーツは「4年生の力が必要」と言われますが、どうやら大学駅伝にも同じことが言えそうです。
8区間に変更された1988年以降の全日本大学駅伝では3年生以下のチームが優勝したの1度しかありません。
2006年の駒澤大学は以下のメンバーで優勝しました。
- 豊後友章(3年)
- 宇賀地強(1年)
- 池田宗司(2年)
- 安西秀幸(3年)
- 高林裕介(1年)
- 平野護(3年)
- 深津卓也(1年)
- 堺晃一(3年)
この年は、宇賀地、高林、深津の1年生トリオが強く、2年生と3年生が堅実な走りをしていました。
レースは1区豊後がトップと17秒差の区間12位と出遅れましたが、着実に順位を上げていき4区安西で首位に立ちました。
アンカー堺にタスキが渡った時点で2位と2分8秒差をつけており、圧倒的な強さで優勝しました。
ちなみに、2006年の全日本大学駅伝には出雲駅伝で優勝した東海大学は出場していませんでした。
それでは、2021年の全日本大学駅伝では3年生以下のチームが優勝することがあるのか考察してみます。
直近5大会の全日本大学駅伝のアンカー逆転についてはこちらの記事で紹介しているので合わせてご覧ください。
東京国際大学と駒澤大学は可能性あり!
3年生以下のチームで優勝する可能性がある大学は東京国際大学と駒澤大学です。
東京国際大学は出雲駅伝で3年生以下のチームで優勝しており、全日本大学駅伝は出雲駅伝優勝メンバーを中心としたオーダーを組んでくるはずです。
(区間距離が短い出雲駅伝では3年生以下のチームで優勝した例が何度かあります。詳しくはこちらの記事をご覧ください)
また、東京国際大学は3年生メンバーが強く昨年の全日本大学駅伝を経験した選手が4人もいます。
そして、東京国際大学にはイエゴン・ヴィンセントという大砲を持っているので多少出遅れてもアンカーで逆転できるという安心感があります。
したがって、東京国際大学は全日本大学駅伝でも3年生以下のチームで優勝する可能性が十分あります。
(出雲駅伝で初優勝した大学が全日本大学駅伝で制覇した数少ない例はこちらの記事で紹介してます。)
もう1大学は駒澤大学です。
駒澤大学は鈴木芽吹や唐沢拓海などの2年生が「黄金世代」になりつつあり、チームの選手層を引き上げています。
また、絶対的エースの田澤廉は今年も健在で、出雲駅伝6区では8位でもらったタスキを区間2位の走りで5位まで順位を押し上げました。
東京国際大学と同じく出雲駅伝では3年生以下のチームで挑みましたが、序盤から流れを作れず優勝候補でありながら5位という結果に終わりました。
おそらく、全日本大学駅伝も3年生以下を中心にメンバーを組んでくると思うので、選手の調子が良ければ優勝候補に挙げられます。
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まとめ
以上でこの記事は終了です。
3年生以下のチームは勢いに乗ると手が付けられませんが、勢いに乗れないとズルズル順位を落としていくという怖さがあります。
ですが、今年の東京国際大学と駒澤大学は3年生以下のチームでも優勝する可能性があるので注目してみましょう。
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